CALVADOS|カルヴァドスの買取
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カルヴァドス (calvados) は、フランスのノルマンディー地方でリンゴを原料として造られたブランデーです。全く同じ製法だとしても違う地方で造られたものはアップル・ブランデーと呼ばれています。原料はリンゴの以外に、1割〜3割程度のセイヨウナシを使う場合もあります。買取では古酒が高くなる場合があります。リンゴがそのまま入ったボトルなど、様々なカルヴァドスを買取しております。
カルヴァドス シリーズ一覧
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ブラー 1000mlラベルのBoulandをカタカナでブラーと読んでいます。ブラーはVSOP、XO、年代の記載によって買取金額が異なります。種類も豊富です。
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ブラー ストーンジャグブラーは陶器ボトルもあります。ラベルの違い、ボトルの形状の違いなど様々です。査定では中身のお酒の重さを専門スタッフが測り買取致します。
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ブラー フィーヌ写真は少々ラベルが黄ばんでいますが、通常は白いラベルです。注ぎ口付近の斜めに張られたラベルは仕様のものです。問題なく買取ができます。
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コッケレル記載のcoquerelはコッケレルやコクレルと呼ばれています。“羽織り”を意味するそうです。古いボトルも新しいボトルもあり、どちらも買取致します。
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ポム ド イヴボトルの中に大きなリンゴが入り込んでしまっている不思議なボトルです。こちらは小さいリンゴをボトルに入れた状態で成長させて造っています。
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エクストラ オールドこちらはHENRY GERARD(ヘンリージャラード)とも呼ばれているボトルです。カルヴァドスのエクストラは他の種類も買取致しております。
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ロジェ グルー アンセストラルこのアンセストラルはおおよそ50年熟成しているそうです。高品質なカルヴァドスです。希少性もあり、高価買取商品です。
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レモートンLemortonは“レモートン”や“レモルトン”と呼ばれています。ラベルの種類で買取金額が異なります。注ぎ口の赤いテープは仕様です。
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シャトー カルヴァドス 1961こちらは高価買取商品です。“シャトー ド ブルイユ”という種類のボトルもあり、そちらは15年、30年などヴェンテージの記載があります。
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アドリアン カミュ 25年Adrienはエイドリアンとも呼ばれます。黒のラベルが印象的なボトルです。カルヴァドスのラベルにはこうした手書きや筆記体のラベルがよくみられます。
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アドリアン カミュラベルにPays d'Auge(ペイ ドージュ)と記載があるものがあり、それは地区を意味しています。こちらはアドリアン カミュ 25年より高価買取商品です。
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ドンフロンテ 1958こちらはローリストン ドンフロンテ 1958年です。カルヴァドスの中でも希少性があり、高価買取致します。買取はライフバケーションにお任せください。
カルヴァドスシリーズ 買取実績
※以下に記載された買取価格は弊社で実際に買取した金額になります。現在の価格はお問い合わせくださいませ。
商品名 |
買取年月 |
買取価格 |
ブラー 1000ml | 2021年12月 | 1,000円 |
ポム ド イヴ | 2022年9月 | 1,500円 |
カルヴァドスとは
フランス・ノルマンディー地方、カルヴァドス県周辺の地域で生産されるリンゴを発酵・蒸留したブランデーです。
フランス北西部に位置するノルマンディー地方。古フランス語で「北の人間」を意味するnortmanを語源とするこの土地は、酪農や海産物をはじめ数多くの特産品で知られています。
フランスではほぼ全土でワインが生産されていますが、温暖なものの湿気が多く雨が多いこの土地はぶどうの生産には適していません。ワインの代わりに有名なのが、この地方特産のリンゴを使ったお酒・シードルと、シードルを蒸留して造られるカルヴァドスです。
AOC法により醸造後2年以内の新しいシードルを使用するため他のアップルブランデーよりも香りが強いのが特徴で、リンゴの爽やかで芳醇な香りを楽しむことができます。
フランス北西部に位置するノルマンディー地方。古フランス語で「北の人間」を意味するnortmanを語源とするこの土地は、酪農や海産物をはじめ数多くの特産品で知られています。
フランスではほぼ全土でワインが生産されていますが、温暖なものの湿気が多く雨が多いこの土地はぶどうの生産には適していません。ワインの代わりに有名なのが、この地方特産のリンゴを使ったお酒・シードルと、シードルを蒸留して造られるカルヴァドスです。
AOC法により醸造後2年以内の新しいシードルを使用するため他のアップルブランデーよりも香りが強いのが特徴で、リンゴの爽やかで芳醇な香りを楽しむことができます。
カルヴァドスの3つのAOC
シードル造りに使われるリンゴは数百種類ありますが、カルヴァドスに使用されるリンゴは
このうち48種類。甘みや酸味、苦味などそれぞれに特徴があり、これらをブレンドすることで
独自の味わいを生み出します。また、リンゴの他に洋ナシのワインを混合することもあります。
リンゴの70%以上は苦味種または甘苦味種のものを使用し、
原材料の収穫、製造、熟成すべての工程が特定の地域内で行われることを条件としています。
・カルヴァドス ペイ・ドージュ
カルヴァドスの中でも最高品質とされ、カルヴァドス県の東端と、隣接する地区からなる
ペイ・ドージュ地区で生産される。
30%以内の洋ナシを加える事ができ、最低でも6週間の発酵の後に単式蒸留器で2回蒸留される。
オーク樽で2年以上の熟成を経て販売される。
・カルヴァドス
カルヴァドス生産地域の中では最も広い範囲の地区で、カルヴァドスの74%がこの地区で生産される。
蒸留方法についての規定はないが殆どは単式蒸留。販売前にオーク樽で最低2年間の熟成が必要。
・カルヴァドス・ドンフロンテ
1997年に認定されたAOC。原材料はドンフロンテ地域の花崗岩質の土壌で栽培される。
農場の樹のうち25%以上に洋ナシの樹が植えられていることが条件で、30%以上の
洋ナシのワイン(ポワレ)を加えるのが特徴。3年以上オーク樽で熟成させる。
このうち48種類。甘みや酸味、苦味などそれぞれに特徴があり、これらをブレンドすることで
独自の味わいを生み出します。また、リンゴの他に洋ナシのワインを混合することもあります。
リンゴの70%以上は苦味種または甘苦味種のものを使用し、
原材料の収穫、製造、熟成すべての工程が特定の地域内で行われることを条件としています。
・カルヴァドス ペイ・ドージュ
カルヴァドスの中でも最高品質とされ、カルヴァドス県の東端と、隣接する地区からなる
ペイ・ドージュ地区で生産される。
30%以内の洋ナシを加える事ができ、最低でも6週間の発酵の後に単式蒸留器で2回蒸留される。
オーク樽で2年以上の熟成を経て販売される。
・カルヴァドス
カルヴァドス生産地域の中では最も広い範囲の地区で、カルヴァドスの74%がこの地区で生産される。
蒸留方法についての規定はないが殆どは単式蒸留。販売前にオーク樽で最低2年間の熟成が必要。
・カルヴァドス・ドンフロンテ
1997年に認定されたAOC。原材料はドンフロンテ地域の花崗岩質の土壌で栽培される。
農場の樹のうち25%以上に洋ナシの樹が植えられていることが条件で、30%以上の
洋ナシのワイン(ポワレ)を加えるのが特徴。3年以上オーク樽で熟成させる。
カルヴァドスの熟成年数を示す符号
カルヴァドスは、以下の符号で樽熟成の年数を表しています。
最低2年
フィーヌ(Fine) / トロワ・ゼトワール (Trois etoiles)
トロワ・ポンム(Trois pommes)
最低3年
ヴュー(Vieux) / レゼルヴ(Reserve)
最低4年
V.O / V.S.O.P / ヴィエイユ レゼルヴ(Vieille Reserve)
最低6年
エクストラ (Extra) / X.O / ナポレオン(Napoleon)
オルダージュ(Hors d'Age) / アージュアンコニュ(Age Inconnu)
最低2年
フィーヌ(Fine) / トロワ・ゼトワール (Trois etoiles)
トロワ・ポンム(Trois pommes)
最低3年
ヴュー(Vieux) / レゼルヴ(Reserve)
最低4年
V.O / V.S.O.P / ヴィエイユ レゼルヴ(Vieille Reserve)
最低6年
エクストラ (Extra) / X.O / ナポレオン(Napoleon)
オルダージュ(Hors d'Age) / アージュアンコニュ(Age Inconnu)
カルヴァドスの歴史
カルヴァドスの原料となるリンゴのワイン・シードルの歴史は古く、古代ヘブライ人やギリシャ人たちは
すでにリンゴを発酵した飲み物を製造していました。ノルマンディーにおいては6世紀の宮廷で
シードルが飲用された記録が残っています。
フランス・ノルマンディーでのリンゴ栽培の歴史もまた古く、
紀元前8世紀ごろからフランスに移り住んだとされるケルト人たちは森の中で野生のリンゴを育て
神聖なものとして扱っていました。また、紀元前1世紀のギリシャ人歴史家・ストラボンは、
書物の中でノルマンディー地方のリンゴの豊かさを記しています。
13世紀にスペイン・バスク地方からの商船がもたらしたリンゴの接ぎ木により、
シードルが盛んに造られるようになりました。
ノルマンディーのアップルブランデーが記録上に最初に登場するのは16世紀のことです。
領主ジル・ド・グーべルヴィルは、日記の中で1553年にシードルを蒸留してブランデーを造ったことを
記しています。彼の所有する農園では40種を超えるリンゴが栽培されていました。
これまでは生産地での消費が主でしたが、
18世紀末から19世紀初頭にかけて起きたフランス革命の後、市場の自由化により
パリに近いノルマンディーのアップルブランデーは首都で人気を博しました。
その産地名から「カルヴァドス」と呼ばれるようになります。
19世紀後半、フランス全土のブドウ畑はフィロキセラ禍(ブドウネアブラムシの虫害)に見舞われました。
ワイン・ブランデー産業は壊滅的な被害を受けますが、それらの生産量が激減したことにより
シードルとアップルブランデーの需要が高まり、カルヴァドス生産は黄金期を迎えます。
すでにリンゴを発酵した飲み物を製造していました。ノルマンディーにおいては6世紀の宮廷で
シードルが飲用された記録が残っています。
フランス・ノルマンディーでのリンゴ栽培の歴史もまた古く、
紀元前8世紀ごろからフランスに移り住んだとされるケルト人たちは森の中で野生のリンゴを育て
神聖なものとして扱っていました。また、紀元前1世紀のギリシャ人歴史家・ストラボンは、
書物の中でノルマンディー地方のリンゴの豊かさを記しています。
13世紀にスペイン・バスク地方からの商船がもたらしたリンゴの接ぎ木により、
シードルが盛んに造られるようになりました。
ノルマンディーのアップルブランデーが記録上に最初に登場するのは16世紀のことです。
領主ジル・ド・グーべルヴィルは、日記の中で1553年にシードルを蒸留してブランデーを造ったことを
記しています。彼の所有する農園では40種を超えるリンゴが栽培されていました。
これまでは生産地での消費が主でしたが、
18世紀末から19世紀初頭にかけて起きたフランス革命の後、市場の自由化により
パリに近いノルマンディーのアップルブランデーは首都で人気を博しました。
その産地名から「カルヴァドス」と呼ばれるようになります。
19世紀後半、フランス全土のブドウ畑はフィロキセラ禍(ブドウネアブラムシの虫害)に見舞われました。
ワイン・ブランデー産業は壊滅的な被害を受けますが、それらの生産量が激減したことにより
シードルとアップルブランデーの需要が高まり、カルヴァドス生産は黄金期を迎えます。