山崎蒸留所見学

今回は近年買取価格の上昇が止まらないサントリー山崎蒸留所に2か月前から予約をして製造方法や歴史などを学びに伺いました。スタッフ数名で新横浜駅から京都駅まで新幹線で移動して京都駅からJR京都線に乗りかえて山崎駅まで5駅で到着。
山崎蒸留所順路
山崎駅を降りると山崎駅の順路の看板などが目に入り迷わずに蒸溜所に向かう事ができました。しばらく道なりに歩いて行くと山崎の蒸溜所が見えてきました!!写真などで見ていて山の中にあるイメージでしたが、割と平坦な位置に所在している事が分かり、早くも新しい知識を覚える事が出来ました。
山崎蒸留所
受付に行き予約の名前を告げて、見学者用の札を頂き蒸溜所見学までは時間があったので、最初に山崎ウイスキー館を見学しました。この山崎ウイスキー館には寿屋(現在サントリー)のウイスキー造りの始まりから現在までのあゆみが分かり易く文章で展示されています。
このウイスキー館でとても勉強になったのが山崎蒸留所の地を選び周りの人々に難しいと言われながらもウイスキー造りに打ち込む鳥井信治郎氏の熱意や何事も諦めない信念などの力強さです。何度も失敗をしても挑戦を辞めない姿勢は私達も見習いたい所です。
山崎ウイスキー館1階で歴史などを学び続いて2階に上がりました。2階に上がり目に飛び込んできたのは歴代の山崎ウイスキーが一列に並ぶショーケース。ここでは買取などで、目にした事のある山崎ウイスキーがずらりと並び1点1点簡単な説明などが記載してありこちらも楽しく勉強する事が出来ました。
山崎ラインナップ
山崎 25年
山崎50年
山崎の商品説明などを読んだ後次に進むとブレンデッドウイスキーで人気の響について紹介があります。こちらもショーケースには高額な九谷焼 徳田八十吉ボトルや有田焼 柿右衛門などの限定ボトルが展示されています。
また私の衝撃が響のウイスキーは100万樽を超える樽から厳選された多彩な原酒のブレンドと記載のあるディスプレイ。
ブレンドと言うのは知っていたけれど、ここまで沢山のウイスキーの原酒を加えて製造しているとは知らず、とても勉強になりました。
有田焼ボトル
響
ウイスキー館を見学していると、アナウンスで「○○時より蒸溜所見学のお客様お集まり下さいませ」と放送があり担当スタッフの方の所に集まります。
集まりますとその場で簡単に見学スケジュールやウイスキーの作業工程などをミニチュアの模型で説明してくれました。またこの場所で今回担当頂いたスタッフさんから、シングルモルトとブレンデッドウイスキーの違いなども教えてくれました。
製造工程
一通り説明が終わるとメインの蒸留所見学のスタートです。初めに仕込み所の見学をしました。
仕込み
次に見学したのが発酵場です。こちらで麦汁の糖を分解してアルコールと炭酸ガスに変えて、ウイスキー特有の香味成分を持つもろみを造っているとの事です。
発酵
発酵所の次はお酒のデキャンタなどでも登場するポットスチルの蒸留場です。こちらは他の場所とは異なりとても高温な空間でした。また見学した日は運が良く蒸留器が稼働していた為、出来立てのウイスキー原酒を見る事が出来ました。
ポットスチル
ポットスチル
そして蒸溜器の次はウイスキーを熟成させる為の貯蔵庫を見学致しました。こちらの貯蔵庫でも大変勉強になるお話をしてくれました。私達は普段買取を行う上で樽の種類、ホックスヘッドやミズナラやシェリー樽など様々な種類があるのは知っていますが、大きさなどはあまり気にしていませんでした。実際見ると大きさが全然違います。中でもシェリー樽やパンチョン樽は大きい印象でしたがワイン樽はとても小さく見えました。
樽の種類
ワイン樽
樽の説明が終わり貯蔵庫内の順路を歩いていると樽一つ一つにヴィンテージ表記がしてありました。その中で気になる樽がありました。ヴィンテージ表記は1979年。二次流通で販売されている山崎はこのヴィンテージであれば価格20万円を超える商品です。
思わず案内のスタッフさんに「この樽の商品もいずれは販売されるのですか?」と尋ねると、「はい!」とご回答してくれました。瓶詰された1979年商品はたまに見かけますが、樽で見るのは初めてでしたのでとても感動しました!!そして歩きながら樽のヴィンテージを見ると1990年代や2009年など色々見学する事が出来ました。
貯蔵庫
1979樽
仕込みか熟成までの流れを見た後はいよいよテイスティングルームへ向かい山崎の原酒や山崎ノンヴィンテージ商品のテイスティングです。おいしいハイボールの作り方や山崎に合うおつまみなどを十分に楽しむことが出来ました。
テイスティング
今まで山崎ウイスキーの買取価格などばかりを考えていましたが、今回見学してみると山崎ウイスキーの味やこだわりなども見れてなお一層ウイスキーに対する関心などを持つ事が出来ました。
ウイスキー館
各ウイスキー
また1階には、サントリー山崎・響き以外の商品でボウモアなど珍しいデキャンタの展示などもしており、本当にウイスキーの事を勉強出来る場所だと思いました。
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