ワインの名産地として知られるモレ・サンドニ。今でこそ有名になりましたが、当時は、ジュヴレ・シャンベルタンやシャンボール・ミュジニーといった有名な村に囲まれていたため、知名度が低かったようです。
モレ・サンドニという名前を広げたのはジャック・セイスという人で、実業家だったこの人が広大な畑を買い取って、自らワイン造りに乗り出しています。現在は、ジャック・セイスの息子さんが家業を継いでいます。
産地が近ければ似たようなワインに仕上がりそうなものですが、飲んでみると違いがわかりますが、モレ・サンドニはほかのワインよりも濃厚でありながら、かつ繊細な味わいがします。赤ワインが有名ですが、白ワインも生産されています。